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葬儀でのお悔やみの挨拶は短めが基本

2018年06月03日
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葬儀に参列する場合、ご遺族にお悔みの挨拶をする場合は、故人の死を悼む気持ちをこめて短めに伝えましょう。遺族と言葉を交わす時間はほとんどなく、弔問時にごく短い時間で気持ちを伝える必要があります。もちろん故人との関係は一人ひとり異なりますし、とても懇意にしていた人もいるでしょう。

それでも遺族側ではない以上、自分の立場はわきまえて、端的に伝えることがかえって礼儀となります。言葉に詰まってしまう場合もあるでしょうが、長い挨拶は必要ありません。「このたびはご愁傷様でございます」という言葉だけでもまったくかまいません。

「ご愁傷様」は人の死を悼む悔やみの言葉で、「愁」が物悲しさ、「傷」が強い悲しみを意味しています。大きな嘆きと悲しみを現しますので、十分にお悔みの言葉になります。また、その場で故人の死因を尋ねたり、詳細を尋くのは大変な無礼になりますので絶対に口にしないでください。

死に関する直接的な言葉を発することも失礼になりますので、死亡や亡くなった事実に関しては、ご逝去という言葉に言い換えます。存命の時分の話に触れる際には、ご生前やお元気な頃という表現に言い換えましょう。故人やご遺族に対して敬意の気持ちを持ち、自分の立場をしっかりとわきまえていれば、自然にお悔みの挨拶はできるはずです。

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