葬儀屋に関する情報発信所

留守にできない理由がそれなりにあるから

2018年12月05日
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葬儀屋さんは年中365日対応でしかも24時間ずっと建物の中には誰かが待機しています。従って定休日や営業時間なるものは基本的に存在しません。毎日終日ずっと早朝も深夜も誰かが待機している理由の1つは、遺体の安置に関わる問題だからです。

ご遺族から依頼を受けて遺体を会館に搬送され、告別式が終わるまでは留守にするわけにはいきません。もしそんなことをすると下手すれば遺体を誰かに盗まれかねないないし、何が起こるかわからないのでセキュリティ対策の一環として見張る必要があるからです。

それにご遺族たちの事情で自宅が遠くて戻れない、宿泊できる施設が近くにないなどの問題で会館で寝泊まりする人もいます。なのでその人たちのためにも留守にできない事情があります。もし依頼がなくて暇だったとしても、いつ依頼の電話があるかわかりません。というのは人は何時に確実に死ぬかわからないからです。もし夜間時間帯に死んだとして、営業時間なるものが存在したら、そのご遺族たちは次の日の朝までずっと死んだ場所で待機し続けなければなりません。これは非常にご遺族たちにしてみれば辛い長い時間となります。それに病院にしてみても遺体は早いうちに引き取ってもらうほうが得策だからです。だからそのときのために最低1人は待機しておかないとなりません。

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