社葬の通知が来たら参列すべきなのか決めないといけません。あくまでも通知であって招待状ではありません。付き合いの程度で本人が判断してもいいでしょう。会社同士で付き合いがあるのなら上司などトップの方が判断をします。
故人と同じくらいの役職の人が参列するのが一般的です。故人よりも下の役職が参列するのは実は失礼にあたります。社葬は故人が上の役職である場合が多いので、社長や役員クラスが参列するケースが多いでしょう。基本的なマナーは一般的な葬儀と変わりません。
しかし、企業の規模によってはそれなりに高い地位の人が集まることになります。正装している中で一人だけ平服の格好をしていると会社の信頼にも関わるので注意が必要です。花環や供物などの手配は早めに行い、少なくとも葬儀の前日までには用意しましょう。
近年では故人が亡くなった当日は仮の通夜と称されます。家族だけで死者を見守り、葬儀・告別式の前日を本通夜とするケースが見られます。参列者が多くなれば告別式並に営まれることも多くなります。かつてのお通夜は枕飾りを置く程度でしたが、近頃では告別式と同じく祭壇を飾ることが一般的です。
お通夜は故人と過ごせる最後の大切な時間となります。遺族は段取りなので肉体的にも精神的にも疲れている場合が多いでしょう。お通夜に訪れる際は十分留意してマナーを守ってください。