葬儀屋は、チェーン店も含めて、多くなってきています。高齢化社会の所以でしょう。しかし、頼んで良かったなと考えるいい会社と、残念な悪い会社があります。いい会社は、故人や家族に対する心配りが違います。悲しみにくれて、そして疲れている家族を励まし、礼節をわきまえ、スピーディーに仕事をこなす葬儀社は、よい会社です。反対に、関係者の気持ちも考えず、言動が粗雑だったり、段取りが悪くたらたらと時間をかけてしまう会社は悪いと言えます。
最近は、自宅に仏壇がなくても段ボールで組んだ臨時の祭壇を用意してくれたり、長時間もたせることのできる渦巻き線香など、小道具類をとりそろえた親切な会社もあります。引き出物にしても、カタログから自由に選ばせるのではなく、世間の人たちが選択する傾向のものを助言してくれるなど、困らぬよう疲れぬよう気を遣ってくれる会社が一番です。
故人に対する礼節は勿論、会葬者への礼節もわきまえ、きちんとした態度でてきぱきと進めてくれる会社がいい葬儀屋です。講釈だけ多くて、段取りのよくわからない担当者は、代えてほしくなります。きちんとお勤めをしてくれるお寺さんを配置してくれるという点は、最も大切なことです。