葬儀屋に関する情報発信所

複数の企業を読んで行う大規模な葬式です

2020年06月30日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

社葬は社長や会長など会社に大きな功績を残した人が亡くなったときに会社で行います。葬儀の意味や営みは個人葬とそれほど変わりませんが、業績に感謝して次に引き継ぐ儀式でもあります。参加範囲は取引会社や関連業界などと広くなるので葬儀の規模は大きくなりがちです。

葬儀の良否が会社の印象につながるので細やかな配慮が必要です。対象となるのは創設者・社長・会長・副社長・役員の立場にある人です。かつてその立場にあった人も含みます。部課長以下でも大きな貢献をした認められる社員も入ります。

施主は色々ありますが、会社側が担っている場合は香典のマナーも通常と異なるため注意が必要です。費用を企業が負担している場合に香典を受け取ると税務処理が発生します。香典辞退されたらわざわざ用意する必要はありません。

それだけでなく供花・供物も辞退するケースもあります。企業ごとに意向は違うので、参列する前にきちんと確認をとっておきましょう。費用は故人との関係などによって異なりますが、約3〜5万円が相場となります。もし親密な関係であれば5万円以上もありますし、10万円以上渡すこともあります。

香典袋の表書きは宗派で違います。仏教であれば「御香典」か丁寧に「御香奠」と書きます。御霊前と記す場合は注意が必要です。往生即身仏の考え方である浄土真宗は「霊」の存在を認めていないため使用はやめましょう。キリスト教では「御花料」、神道では「御玉串料」や「御榊料」と記します。

このページのトップへ