企業の重役が逝去をした場合には、社葬を執り行うことがあります。重要なポストで仕事をしていたのであれば、盛大に見送るということが一般的でした。また企業の財力を社葬で現すということも多かったです。しかし最近では遺族は家族葬を行って見送りたいと考える傾向が強くなっているため、社葬を執り行うこともかなり少なくなってきました。
会場の選択も大変になってきますし、取引先などにも案内を出さなければいけないということがあるので、社員が協力をしなければいけません。また逝去をした故人のポストに誰がつくのか、というお披露目の意味もありました。
ビジネス的な意味合いも強かったので、故人の逝去を偲ぶということはあまりないようです。遺族の同意を得ることができなければ、行うことができないので今は盛大には執り行うことがなくなりつつあります。それでも個別にお別れの会を開くという選択もあるので、企業の体質にもよる部分はあります。
企業は盛大に執り行いたいと考える傾向があれば、お別れの会などを主催することもあるでしょう。ビジネスチャンスの場と考えているのであれば、積極的に開催をすることがあります。遺族の気持ちが無視されることもあるようです。
